マイクロソフト製品・トレンドマイクロ製品のライフサイクルを紹介!!

ライフサイクルとは

製品発売後、サポート開始から終了まで期間やその内容を「ライフサイクル」と呼び、サポートが完全に終了することを「End Of Life(EOL)」と呼びます。 

この記事では、マイクロソフト製品およびトレンドマイクロ製品(ウイルスバスターコーポレートエディション、Apex One)のサポート期間をまとめた一覧表(※2023年3月20日時点)を掲載しています。

1. マイクロソフト製品

マイクロソフトでは、「サポートライフサイクルポリシー」というガイドラインに沿ってサポ―トに関する方針を定めており、サポート期間にはおよそ5年ごとに「メインストリームサポート」、「延長サポート」の2つのフェーズが設けられています。

サポート内容

〇メインストリームサポート

・無償サポート

・有償サポート(インシデントサポート、時間制サポート)

・セキュリティ更新プログラムサポート(無償提供)

・セキュリティ関連以外の修正プログラムのリクエスト

〇延長サポート

・有償サポート(インシデントサポート、時間制サポート)

・セキュリティ更新プログラムサポート(無償提供)

・セキュリティ関連以外の修正プログラムのリクエスト

参考・引用: Microsoft Office 製品のサポート ライフサイクルについて – Microsoft サポート

マイクロソフトはサポート期間中、システム保護のためのセキュリティ更新プログラムを提供していますが、サポート期間終了後、その提供はすべて終了します。

サポート期間終了後に発見された脆弱性や製品の不具合に対しての修正プログラムも一切提供されないため、サポートが終了した製品を使用することはマルウェア感染や不正アクセス、情報漏洩など非常に大きな危険があります。

またセキュリティサポートだけでなく、 システムのバージョンアップや移行手順、構築環境に合わせた移行内容の支援、サーバー稼働中の予期せぬ障害や製品の不具合、トラブル内容の深刻度に応じた技術的サポートなど、有償無償問わず期間終了後はサポートを受けることが出来ません。

 参考・引用: 製品およびサービスのライフサイクル情報の検索 – Microsoft Lifecycle | Microsoft Learn 

2. トレンドマイクロ製品

現行製品であるApex Oneは2022年8月1日からサポートポリシーが新しく変更され、製品プログラムビルドごとに公開後18ヶ月間をサポート期間とするものになりました。従来のウイルスバスターコーポレートエディションはサポートポリシーによって7年間のライフサイクルが定められていましたが、ウイルスバスターコーポレートエディションXGは2022年1月31日をもって無償サポートがすべて終了し、Apex Oneなどへの移行が推奨されています。

※ウイルスバスターコーポレートエディションXGの有償の「特別サポート(無償サポート終了後に申し込み必須)」は、2024/1/31をもってすべて終了します。

参考・引用: Q&A | Trend Micro Business Support

Apex Oneサポート内容

〇通常サポートおよび2022年8月1日以降のサポート期間中のサポート内容

・操作方法や仕様(一般的な製品動作等)確認

・製品障害対応(動作不具合)

・製品の脆弱性対応

・機能改善・追加

・検索エンジン提供

・パターンファイル提供

・新OSへの対応(最新プログラムビルドでの提供)

・ウイルスに関するお問い合わせ(ウイルス感染の疑いに伴うログの調査や検体の解析など)

 参考・引用: Q&A | Trend Micro Business Support

トレンドマイクロはサポート期間中、パターンファイルや検索エンジンの提供を行っていますが、サポート期間終了後、その提供はすべて終了します。

サポート期間終了後に発見された脆弱性や製品の不具合も一切修正されないため、サポートが終了した製品を使用することは、未知のマルウェアに対処することができず、大きなリスクになります。

また、ウイルス対策に関するサポートだけではなく、仕様の確認や機能の改善、追加などのサポート等も期間終了後は受けることが出来なくなります。

 サポート期間終了後は、検索エンジンやパターンファイルの提供が終了します。

期間終了後、ウイルスに感染してしまった場合やサポート期間内製品への移行に関する問合せは可能ですが、直接新しい脅威に対する対策が行われることはないため、最新版への移行を強く推奨します。

※Patch 6 ビルド 10048(開始日:2022/1/12),Critical Patch ビルド 10064(開始日:2022/1/27)は公開停止のため、10071以降の利用が推奨されています。 ※2022年8月1日より、製品プログラムビルドが公開されてから18ヶ月後の月末までをサポート期間とするサポートポリシーが適用されました。

参考・引用: Q&A | Trend Micro Business Support 

3.まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

今回はマイクロソフト、トレンドマイクロ製品のライフサイクルについて ご紹介させていただきました。

前述の通り、各種製品のサポート期間はメーカー問合せや製品不具合、セキュリティパッチの提供や脆弱性に対する対応が提供されます。ご紹介させて頂きましたライフサイクルを参考に、ご利用環境のシステム更改計画にお役立ち頂ければ幸いです。

ライフサイクルの詳細情報やシステム更改のご提案はお問い合わせ頂ければと思います。

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